はじめに
さぁ始まった!33歳男性シリーズ…でなくて、playlistシリーズ!今回は夏のプレイリスト。
これは音楽好きな人なら1度は作った事があるのかなぁと勝手に思っている。
夏の曲は単純に母数も多いし、テンションが上がる曲も、センチメンタルになる曲も季節柄どちらもイケるというのが強みだと思う。
現に選ぼうとしたら、思い出すだけで結構な数になりそうなので今回も厳選の13曲!(春の時も13曲だったから)
そしてせっかくのプレイリストなので曲順も吟味しつつ夏のプレイリストを作ってみた。今回もサブスクに入っている曲を条件として作っている。
プレイリスト
今回もSpotifyでプレイリストを作ってみた。
紹介するまでもない程の有名曲のそろい踏みだが、改めて紹介したい4曲をこのプレイリストからピックアップしたいと思う。
July 1st/浜崎あゆみ
これはタイトルに引っ張られて選んでいる気もする(笑)
学生時代によく聴いていたなぁと思い出した。
7月になると律儀に聴いていた。7月というと夏が始まるイメージだが、私が住んでいる東北の7月1日は、まだまだ梅雨真っ只中である事がほとんどだった。
サビの「明日晴れたら君に会いに行こう」という歌詞を聴いて、せめて気持ちだけでも晴らしたいと思って聴いていた。変わった学生だったな(笑)
そんな自分の思い出話はさておき、この曲の景色が言葉によって紡がれていく様子が特に気に入っている。
「青い空が少しずつオレンジ色に傾いて」
「やがてそれが混ざり合い街を深く染めていく」
この一節で始まるのだが、日中→夕方→夜の時系列を端的に表現している。ストレートに「夜になる」とか「闇に包まれる」とかそういった安直な表現を使わないのもまた良い。
そして、夏ってこういった時の流れがじっくり見られるような季節でもあるので、それも思い出せて好きな一節だ。
夏に合わせた曲をリリースする事が多かった浜崎あゆみ。この曲の他にも夏らしい曲が沢山ある。浜崎あゆみの夏モチーフの曲だけでプレイリストが作れるほどかもしれない。
夏のトカゲ/TOTALFAT
夏の曲を思い出そうと思うとどうしてもこれが最初に思い浮かぶ体になってしまった(笑)
タイトルのド頭に「夏」と入っているのもあるが、ライブハウスやフェスに行きまくっていた時に事あるごとに聴いていた、思い出ある曲なので、刷り込まれているのかもしれない。
ライブでは和太鼓と一緒に演奏する事もあり、日本の祭りのリズムを思い起こさせる。
こういうリズムにウキウキしてしまうのは、何故だろう。
合いの手やコール&レスポンスもあり、如何にもライブを感じさせる、明らかに賑やか。
何も考えずに頭空っぽにして騒ぐにはもってこい。夏ってこういった曲がよく似合う。今年の夏もご時世的に騒ぐのはNGだが、場を弁えた上で騒げる夏が早く戻ってきてほしいものだ。その際には、この曲の出番になる事間違いないだろう。
H.A.N.A.B.I~君がいた夏~/ZONE
もう解散してから15年以上経つバンドZONE。そのZONEの夏の名曲といえば「secret base~君がくれたもの~」があまりにも有名。夏の終わりと人との別れの切なさを歌った名曲。
あまりの大名曲ゆえ、説明するまでもないので、あえてこの曲に隠れてしまっているもう1つのZONEの夏の名曲を紹介したい。
「secret base」から2年後にリリースされたこの曲。何となく、「secret base」から時系列が続いているように感じる。後日談にも似た感覚だ。
ギターソロなどもあり、アップテンポなロックサウンド!
しかし、サブタイトルにもある通り「君がいた夏」という事で、今は目の前にはいない「君」と夏を過ごした日を思い返すという切ない内容になっている。
夏の感傷を歌にしたのはこの「H.A.N.A.B.I」も「secret base」も同じだが、静と動で二極化していて似て非なるものといってもいい。
バラードで感傷的なのも良いが、アップテンポなのに切ない曲の方がかえって、その効き目が増す気がする。
個人的にはプレイリストの後ろの方にもあるように夏の終盤に聴くと、より聞き応えがあると思う。そしてタイトル通り花火を観た後に聴くとなお、感傷に浸れるのでオススメ!
サマーヌード/真心ブラザーズ
発表自体は、1995年の曲ながら様々なアーティストにカバーされ続け、ここ最近では元ジャニーズの山下智久さんがカバーした事でより幅広く知られるようになった。
これも夏の切なさがよく表現された不朽の名作である。
先程の浜崎あゆみの曲と似ているが、夏を写実したような歌詞の表現が個人的に好きで、
「最後の花火が消えた瞬間」
「波打ち際に走る Tシャツのままで泳ぎ出す」
歌いだしからこれは夏の歌だと一目で分かる描写のオンパレード。
更に、「君」が自分ではない誰かを思っているのが分かるサビの歌詞も切なさに拍車をかける。ただ、それでも時は止まらず、夏は終わり、通りすぎていく…。
・自分ではない誰かを思っている「君」を思う切なさ
・夏が終わる切なさ
・止まる事なく通りすぎる時の無常の切なさ
様々な切なさが混ぜ合わさって、胸が締め付けられるような気持ちになる。
それが倉持さんのぶっきらぼうにも聞こえる歌声で表現されたされると余計切ない。切なさのギフトセット。
実はカップラーメンのタイアップのために突貫工事で作られた曲なのだが、おおよそそうとは思えない(笑)
(ちなみに「サマーヌードル」という商品名だったため、タイトル「サマーヌード」はダジャレ。)
20年近く経った今でも歌い継がれているという事実がもう既にこの曲を名曲たらしめているのだが、これから来る夏なので、これを機会にまた様々な人に聴いてもらいたい一曲である。
最後に
今回のプレイリストはあまり最近らしい曲を入れずに懐メロ集のようなものになった。学生時代に聴いていた曲は思い出として刻み込まれているのだと改めて感じさせられたところである。
そのため、懐かしめの曲を中心にあえて4曲紹介させてもらった。
この記事を読んでくださった同世代の方は「懐かしい」と思っていただけたら嬉しいし、若い方々には「こんな曲があったのか」という今まで聴かなかった音楽への入口にしてもらえたらこちらも嬉しい。
夏の曲はまだまだ尽きないので、泣く泣く入れられない曲が春の時以上に多すぎた。
来年かな?もし機会あったらまた作りたい。
皆さんも夏を自分だけの好きな音楽たちで彩ってみてはいかがだろうか?楽しい夏を。
それではまた次回の記事で!