音楽

2022年1月良かった曲まとめpart.1

最初に

2022年も明けたと思っていたら、あっという間に1月が終わってしまった。今年も今年とて新曲を聴き漁っているのだが、やたらと豊作だったと感じる、2022年1月である。

去年の1月も絞るのが大変だったくらいだったのを覚えている。現にこないだ作った年間ランキングにも6曲ばかり入れていた気がする。

なんだ?あれか?1月に何かあるのか、音楽関係各所は。

そんなこんなで、個人的な琴線に触れまくる曲が続出した1月の良かった曲をご紹介!

①Landscape/緑黄色社会

2022年、今年初めて「良かった」と思った曲はこれである。確か元日から配信されたはずだし。

アルバム『Actor』が1/26に発売されたという事で、位置付け的には先行配信といったところか。

リョクシャカはタイアップがこぞって付くがこのアルバムにそういった曲が多い。

しかし、タイアップが付いても尚、あまり商売っ気をいい意味で感じさせないのがリョクシャカの良さだなぁと思う。

狙ってタイアップの為に作る歌も良いのだが、リョクシャカは狙って作ったとしても、それを感じさせないのが上手い。更に1枚上手(うわて)な気さえする。

この曲も車のCMのタイアップが付いているのだが、走っている車から見える開放的な景色を思わせるような歌詞が印象的。タイアップに迎合している歌詞ではあるものの、

「眺える風景は君の背景だ」
「僕の盲点は君の焦点だ」

と、同じものでも見え方が人によって変わるという、どことなく人生訓にも聞こえるような言葉も素敵だと感じる。

あとはCMとの映像でも曲が映える!サビで開放的な映像になるところがいい。この曲のMVも観てみたかったな。

こんなにタイアップ先に合っているのに、商売っ気やタイアップありきなあざとさを感じないのは、何より本人達が楽しそうに歌っていたり、演奏していたりする姿が印象的だからだとも思う。

もう1曲先行配信された「キャラクター」を聴いてもそう思う。

売れるための音楽をやりきりつつ、音楽そのものの楽しさも忘れていないように見える。(いや、見えない苦労はあるのだろうが)

緑黄色社会の音楽を聴いていると、そのバランスが見事だなといつも思う。そうそう出来るものではないだろうし。

アルバムそのものも、タイアップだけではない強みがもっと見られる強力なものになっていて、聴いていて華やかである。その華やかさの一端をこの曲は担っていると思う。

②ローリア/ズーカラデル

③月曜日の唄/NEE

④雨模様/ぷにぷに電機

一度聞いたら忘れられないアーティスト名ゆえに、名前は存じていたぷにぷに電機さん。可愛らしくてユニークなそのアーティスト名からは、おおよそ想像がつきにくいくらい雰囲気のあるムーディーな楽曲である。

キラキラポップスとか作りそうなイメージを、名前から勝手に想像していたので面食らってしまった。

2分半足らずでここまで物悲しい雰囲気が出せるものかと唸った。何なら最早イントロのピアノでもう世界観が決定している気さえする。

ピアノアレンジをされているのがぺのれりさんという方で、普段はVOCALOIDの楽曲インスト曲を作られていたり、ゲーム音楽アイドルへの楽曲提供多岐に渡る活動をされているクリエイターである。

ピアノで曲の雰囲気もグッと上げている。

その上に乗っかるぷにぷにさん(略称おかしい?)の歌声の心地よさも最高である。

この「雨模様」がかなり良かったので、過去のぷにさん(略称おかしい?)の楽曲も掘り下げて聴いてみたが、ムードのある曲によく映える色香ある歌声をしていて、とても魅力的だと思った。作る曲と声が見事にマッチしている。自分の武器の扱い方を自分で分かっている感じ。

もともと雰囲気を持った歌声に、このピアノが乗っかってしまえば、そりゃ鬼に金棒状態か。

今年も早速、いいアーティストに出会ってしまった。これだから新曲聴き漁るのはやめられない。

⑤BackBeat/DOES

⑥風の音さえ聞こえない/JUNNA

⑦先に言って欲しかった/マハラージャン

⑧Winding Road/鞘師里保

⑨HEY DUDE/Suspended 4th

⑩散る散る満ちる/伶

楽曲自体は去年に既に発表されていて、映画の主題歌としてその企画盤に収録されていた。そして、今回単曲でのリリースになったという変わった経緯を持つ。

伶さんは何を隠そう、Flower、E-girlsのボーカルを担当していた鷲尾伶菜さん。

どことなくこの曲もFlowerっぽさを感じると思っていたら、作詞の小竹正人さんは今までもFlowerの楽曲を数々手がけていた方らしく、元々Flowerの楽曲が好きだったので、自分がハマるのも納得だった。

昔から言い伝えられている月や桜にまつわる風習をモチーフにしながら、叶わぬ恋を絡めた歌詞は分かりやすく詩的である。

そして、こういった切ない曲は専売特許と言わんばかりの伶さんの歌声。Flower時代もこんな報われない恋の曲を歌わせたら最高にマッチしてたもんな。

ソロでもこういう曲が聴けるのならもっと聴きたいくらい。

というかTwitterでも荒ぶってしまった事なのだが、こんな良い曲なのに楽曲に対して、宣伝量や売り方が見合ってない気がしてやるせなかった。ファンにだけ届けばいいだろ的な売り方に見えてしまって。

せめて、歌詞だけのものでも良いから公式MVさえ作ってくれたら宣伝もしやすいのに、それすら出来ないのも歯痒い。

様々な感情が入り交じってしまうが、要はもっと聴かれてほしいという一心なのだ。Flower聴いてたなぁという方はマストで聴いてほしいし、そうでない方にも、分かりやすく哀しさや切なさを感じられる曲なので、聴いてもらいたい。

最後に

今年の良かった曲まとめから、月1にしようと思ったのだが、予想外にいいと思う曲が多かったので、2つになってしまう。次回も1月の良かった曲の続きになりそう。まだまだ紹介しきれない良かった曲が10曲ほどあるのでよろしくお願いしますね(笑)

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