最初に
4月の良かった曲の後半戦のご紹介。結局、18曲選んだ。月末にかけてお気に入りがドッと押し寄せてきた印象。
それでは後半戦スタート!
⑪もののけだもの/パスピエ
⑫それを愛と呼ぶなら/Uru
⑬More Than Words/MAN WITH A MISSION
⑭春を描く/MAGIC OF LiFE
2月にも「運命のポルタ」を選んでいたMAGIC OF LiFEが早くも今年2曲目の選出。
タイトルに「春」とあるように季節感のある曲。
「はらり」、「ひらり」という歌詞から推測するに桜が散るくらいの時節。春の終わりを感じさせる。
恋の終わりと春の終わりを掛け合わせるのは、日本の文学史から見ても常套手段。例えやすいし、伝わりやすい。侘び寂びが感じられる日本特有の表現方法だよなぁ。そのため、この曲も哀しいことには違いない。
しかし、最後の転調で明るくなる所!ここが救いに感じられてとても気に入っている。
別れの曲ではあるものの、最後は前向きに終わるのもいいなと思える。
MVがまだ無いので気軽に紹介できないのが残念だが、映像としても映えそうな曲だ。脳内MVが捗りそうである。
⑮さよならプラスティックワールド/Perfume
NHKの「みんなのうた」4月・5月の歌として既に流れているこの曲。無機質、硬質さを感じるテクノサウンドに乗せて、それとは相反する内容を歌うのが良い。いつもギャップがある曲に弱い自分。
便利になったが、情報過多で息苦しい世界を「プラスティックワールド」という名前に置き換えて、その世界から抜け出して、自分の感覚を信じて生きていこうという内容。
「レビュー」や「オススメ」など今や身近になった言葉も歌詞に盛り込まれていて、曲の内容を分かりやすくするために一役買っている。
そんな歌詞が乗るのはどこか切ないメロディ。
「この世界から逃げたい」
「息苦しい」
という苦悶や焦りをサビのメロディから特に感じられる。それに対して、メロは比較的ポップ。
音に関しては、サビ終わりのリフが音色、メロディともに好み。
あとは、1番2番ともCメロの前に間奏が入るのも珍しくて面白い。Cメロ、そしてサビがより生きる構成だなぁ。
前作の「Flow」よりも個人的にはこちらの方が好みかな。
しかし、「Flow」、「さよならプラスティックワールド」という流れで聴くと、これから出るアルバムはどんなものになるのか、いい意味で全く読めなくなってきてまた楽しみになった。
⑯mirror ball/DEEN
⑰織姫/ 水曜日のカンパネラ
⑱風、花/ヒトリエ
アニメ「ダンス・ダンス・ダンスール」のエンディングとして既にオンエア中のナンバーが5月のシングルリリースを前に単独で先行配信されていた。
ヒトリエというと激しくて、速いギターロックのイメージだったから、今回もそういった曲を聴くモードで再生ボタンを押した。
そのため、決して「激しい」とは形容しにくい曲だったので面食らってしまった。
味が濃そうな色をした料理が意外とさっぱりした味付けだった時みたい。
うん、分かりにくい!!
ただ、これはこれで好き!むしろアニメの内容(男子バレエがテーマの青春譚とのこと)を考えたら、バレエが持つ優雅で、繊細なイメージが分かりやすく出ていて良いなぁっていう。
サビのメロディの儚さたるや。サビから始まる構成だからいきなり気持ちを鷲掴みにされた。
その30秒足らずの一節で、もう良かった曲リスト入り。それくらい自分好みの強烈なサビだった。
「ヒトリエ、こんなのもいけるんだ」
そんな感想を抱かせてくれる曲だった。
最後に
前回のpart.1では春らしい曲をあまり聴けていなかったと書いたが、MAGIC OF LiFEの春めいた素晴らしい曲があって個人的に良かった。
旬のものを食べて季節を感じるのと同じで、季節に合った曲を聴いて、その季節を味わうのも良いなと感じる。
水曜日のカンパネラのように先取りして季節を感じるのもいいけどね(笑)
というわけで、プレイリスト!
こちらがpart.1。
そしてこちらがpart.2となる。
今回は18曲を9曲×2つに分けてみた。
10曲と8曲じゃ何かバランス悪いなと思ったからという理由だけなのだが。
もし良かったらなぞって聴いてみてくれたら嬉しい限り。
というわけで、4月の良かった曲を紹介させてもらった。
5月も好きなアーティストの新曲が多数待っているので、今から楽しみで仕方ない。勿論、不意の出会いにも期待しながらまた新曲をどんどん聴き進めていきたい。
それではまた次回の記事で!