音楽

2022年9月良かった曲まとめ

最初に

9月は結局19曲選んだ。

良いと思った曲が出揃う初速が遅くて、「今月は10曲ちょっとかな」と思っていたらこのありさまである。またもや、月末に合わせるように個人的なお気に入りがなだれ込んできたような印象だ。

今回はいつもと違って、19曲を一気に紹介!分けて記事を書くのが厳しそうなための苦肉の策。

それではどうぞ!

①恋仲花火(feat. enu)/まつり

②メモリアフロア/藤井隆

ここ数年は、俳優業のイメージが強くなっている藤井隆さん。しかし、アーティスト活動をする藤井さんもとても魅力的なのである。

今回の楽曲は、5年ぶりとなるアルバム「Music Restaurant Royal Host」がリリースするのに伴っての先行配信となった。

藤井さんらしいダンスミュージックで、自然と体がノってくるゴキゲンな楽曲である。聴いててワクワクしたり、ときめいたりする感覚が楽しくて仕方なくて何度も繰り返し聴いた。

この曲に限らずだが、藤井さんの歌う曲はどれもキラキラしている。いちポップスシンガーとしての「藤井隆」を一端をこの曲で堪能できると思う。

そして気に入ったら、是非そのままアルバムを聴いて、藤井さんのアーティストとしての「華」を感じてもらいたい!

③ヒトツボシ/KOH+

④ÿuni/中村佳穂

⑤Rules(feat.土屋太鳳)/TAIKING

⑥言葉と心/sumika

⑦リベリオン/Ado

アルバム『ウタのうた』の曲たちがいまだに話題をさらっている中、早くも次の作品を発表したAdoさん。

今回は、「グッバイ宣言」でもお馴染みのChinozoさんが作詞作曲している、疾走感と小気味いいリズムがクセになるロックナンバー。

クールなギターリフからAdoさんの咆哮につながるイントロからもう既にキマっている。この15秒ほどでもう良かった曲入り確定ですよ、こんなもん(笑)

Adoさんの歌いこなし方についてはもう今や説明不要。今回の曲でもがなりが効いていて、最大の武器で耳をぶん殴ってくれる感じが気持ちいい!サビ前のがなりなんてもはやAdoさんの名刺のようなもの!

そして、Chinozoさんの作る曲の幅広さにも触れることができた。

やはり、「グッバイ宣言」のイメージが強く、他の提供曲などを聴いてももっとポップで柔らかなものを作る人だと思っていて、ここまで激しい曲を書くイメージは正直湧かなかった。(もっと深く聴けばそうでもないのかもしれないが)

しかし、タイアップ先の映画のイメージとAdoさんが歌うということで、それの2つにしっかりコミットした曲を仕上げてくる辺り、Chinozoさんの仕事人ぶりがうかがえる。

良くも悪くも大きな印象を残すことになったONE PIECEのウタの曲たち。

しかし、間髪入れずに発表したのもあるが、「リベリオン」はそんなウタイメージを早めに払拭するにはうってつけの曲になったと思う。個人的にはこの曲のおかげでウタのイメージは早くも薄まりつつあるもんな。

2022年のAdoさんもヒット連発で末恐ろしい。新曲が出るたびに楽しみになるのはしばらく変わらなそうである。

⑧Light it up/SiM

アニメ『進撃の巨人』のオープニングになった「The Rumbling」も収録されているSiMの新しいEP「BEWARE」。
収録曲はミドルテンポの曲が中心になっていて、激しさやノリの良さだけではないSiMの魅力が感じられる作品となっている。

そんなEPの中から先んじて発表されたこの「Light it up」は何も行動を起こさない自分との決別をテーマにした楽曲。

曲がかっこいいのは言わずもがなだが、個人的には歌詞にグッときている。

こういった前を向いて歩きだせ的な曲は数えきれないほどあるので、細かい部分をどう表現するかで個性やその人の人となりが見えると思っている。

導入に人気ゲームである「APEX」を引用しているが、ゲーム好きのMAHさんらしいし、人生の例え話のようで面白い。

その他にも
「夢を持つのは反逆と同じなのか?」
「脱獄するのに理由が要るのか」

など芯をついたような言葉にドキリとさせられる。

英語詞のため、韻の踏み方も考えられているだろうが、和訳にしても響く言葉を選ぶ辺りにこだわりを感じる。

響きの気持ちよさと共感性、どちらも得られるこの言葉選びは改めてすごいなと思う。

この曲のようにSiMは時折、人生の訓示を聞かせてくれる。

見た目は相変わらずいかついが、信念や芯がブレていないのも変わらないので、こういった曲が聴けるとまた彼らが好きになるんだよなぁ。

個人的なSiM熱にまた冒されてしまったようである。

⑨さよならの無い世界/大橋トリオ

⑩FXXXFXXXFXXX/SiM

⑪本日の正体/NEE

⑫SOUVENIR/BUMP OF CHICKEN

⑬Porter/sumika

⑭damn/藤井風

⑮幻愛遊戯/GARNiDELiA

GARNiDELiAの新曲はアニメ『うちの師匠にはしっぽがない』のオープニングになっているこの曲。

化け狸と化け狐が主人公の原作になぞらえ、「化ける」「しっぽは掴ませない」など、関連する言葉を散りばめていて、そんな歌詞を少々大げさなほどの歌謡曲風サウンドに乗せてポップに歌い上げている。

最近のGARNiDELiAはカバー曲を連続で配信していたので、久しぶりのオリジナル曲となった。

GARNiDELiAの売りであるノリの良さ少し外したくらいの歌謡曲テイストが絶妙にマッチしていて、そこがまずいの一番に気に入ったポイントである。聴く人によっては、「ダサい」と捉えられるかもしれないが、個人的にはここまで突き抜けることの方がカッコいいと思うので、むしろ大いにアリだと考えている。自分が歌謡曲好きというのが根源にあるからでもあるだろう。

MVではダンスもあって、耳だけでなく視覚的にも華やかな曲になっている。派手でインパクトのあるこの曲は一度聴いたら耳から離れないのではないだろうか。

少なからず私にとっては、耳にこびりついて離れないほどの印象を残していて、何度も聴いてしまっている。不思議な中毒性がクセになる曲を是非とも楽しんでいただきたい!

⑯Keep going/04 Limited Sazabys

⑰ダダリオ/ズーカラデル

⑱Pain/家入レオ

⑲Blah Blah Blah/ITZY

最後に

9月もなんやかんやでボリュームのある数になった。

自分なりのトピックは、2曲ずつ選んでいることから分かるように、SiMとsumikaの新作が良かったこと。

どちらも好きなバンドなので、選びやすい側面はあるものの、それを差し引いても各々のバンドの特色が出たとても良い作品だったの曲単体が気に入ってくれたら、SiMのEPやsumikaのアルバムも楽しんでもらえたら幸いである。

こちらがSpotifyのプレイリストとなっている。

10月は1日配信からお気に入り曲が続出し、既に曲数がえらいことになりそうな予感がしている。

こわいこわい。

ではまた次の記事で!