音楽

ヌマッチノオト的良かった曲2022年年間ランキングTOP50(40位→31位)

最初に

つづきで40位から31位の発表である。ここはギターフレーズが気に入っている作品が多いなと振り返る。

さっそく発表といこう!

40位:ファイトソング/Eve

秋アニメ『チェンソーマン』の最終話のエンディングということで年末も年末に発表されたのだが、かなり気に入ったのでランクイン。年末に1番繰り返し聴いてたかも。

退廃的だけど、強さを感じる曲は生き死にが背中合わせのチェンソーマンの世界とリンクしていて、どこかグッときてしまう。

イントロのギターから切なさが漂っていて、個人的な嗜好と合致してワクワクした話は12月の良かった曲でも書いた。

間奏パートもかっこよくて好きだったなぁ。

年々音楽界で、その存在感を増していくEveさん。2022年も曲を発表すれば話題になっていた。2023年も良いの期待してます!

39位:Get Back the Hope/Fear,and Loathing in Las Vegas

ダンサブルなサウンドを軸にラウドパート、ツインギターソロと目まぐるしい曲展開は相変わらずのベガス節で、息もつかせぬ状態で駆け抜けていく。

タイトルの「Get Back the Hope」はコロナ禍で奪われた自由を希望になぞらえて、それを取り返すという意味合いで、曲の内容もそういったものになっている。

今はライブでも声出しやモッシュは基本的にナシだし、その理由も頭ではわかっている。

しかし、以前のように盛り上がりたいという希望を持っていない自分もいる。

この曲をライブで聴いたら、間違いなくテンションが上がってしまう。その状態でジッとしていないといけないのは生殺し状態で本来の楽しみではない気がする。

なんの負い目引け目もなく、こういった曲で盛り上がれる日が1日でも早く来てほしいと切に願わずにはいられない。

そんなことを思わせるほどライブで聴きたい曲だった。

38位:恋標/Penthouse

男女ボーカルのバンドがもはやトレンドとなって久しいが、Penthouseも男女のコーラスワークが心地よいバンドの1つである。

「恋標」はそのコーラスワークがより活きていて、滑らかな歌い分けが実に心地よかった。

徐々に盛り上がりを見せるアレンジも常套手段といえどやはり好き。分かりやすくどんどんと音数が増えて、賑やかになっていく様子にハッピーにならずにはいられない。

最初は、メロディやピアノの切ない感じから悲しい曲をイメージしていたが、それがラストへ向けての布石だと分かるとよりこの曲が深く聴こえてくるし、より好きになる。本当にドラマティックでそんな展開もお気に入りのポイントだ。

かねがね噂にはすごいと聞いていたPenthouse。いざ実際に聴いてみると、このバンドが男女ボーカルの旗手となる日もすぐそこな気がするのだ。

今後もどんどん大きくなっていくバンドになるんだろうな。

37位:ラストストロウ/空白ごっこ


この曲で空白ごっこを知ったのだが、なかなか衝撃的な初対面だった。

胸が苦しくなるほど痛切な気持ちにさせ、救いすらなさそうな絶望が儚くて美しさすら覚えるほど。

最後も糸が切れたようにアウトロもなくスパッと終わるさまもただただ儚い。タイトルの「ラストストロウ」の意味とリンクするようである。

あとは前にも書いたが、この曲のギターソロがとても好き!

泣いているように聞こえる音色やフレーズは、この曲が持つかなしさを最大限に表していると思う。

この曲以降も、良かった曲にたびたび登場するようになった空白ごっこだが、楽曲の振り幅があるので聴いていて飽きない。

おそらくまた選ぶことになる予感がしている。

36位:MARSBERG SUBWAY SYSTEM/MARSBERG SUBWAY SYSTEM

それぞれ異なったバンドで活動していた実力派が集まったバンドのMARSBERG SUBWAY SYSTEM。活動歴としては1,2年だが、スキルや経験があるのでチートすぎる。

獰猛なリフでゴリゴリ押していく潔いほどのギターロックは、シンプルでクラシカルだが、激しいロックの格好良さを教えてくれる。

私自身がギターリフで押していくスタイルの楽曲が大好きなので、選ぶのは必然だったかも(笑)

タイトルに自分達のバンド名を冠している辺りに自信と覚悟を感じるので、この曲を代表曲として推していくのだろう。

しかし、激しい曲だけでなく、叙情性に富んだ曲や軽妙なダンサブルナンバーなど、曲数はまだまだ少ないながらも、既にさまざまな顔を見せているバンド。

覚えにくいが、名前だけでも覚えて帰っていただきたい「マーズバーグサブウェイシステム」である。

35位:運命のポルタ/MAGIC OF LiFE

改名等はあったものの、コンスタントに活動を続けてきたMAGIC OF LiFE。

2月に発表されたこの曲は冬に聴いたのに、夏を思わせる爽やかさと清涼感がやけに印象に残っている。波打ち際の男女が絵に浮かぶよう。MVないけど(笑)

曲ひとつで今過ごしている季節とは違う季節を想起させるのってすごいなと感動したのと、眩しいほどのポップさが気に入りしばらく聴いていた。

MAGIC OF LiFEはまこれからのランキングにまた登場予定!何位かなぁ。

34位:Shaky/Suspended 4th

今までは各メンバーの技術の高さやグルーブ感など演奏面での評価を聞くことが多かったサスフォー。

しかし、この曲が入ったアルバムから「Travel The Galaxy」楽曲そのものの感想が増えた気がする。

今までも曲としての完成度はえげつなかったが、改めて曲の良さに注目が集まっているのは、熱さを感じる曲が増えてきたからではないかと思う。

この「Shaky」も技術もさることながら、より印象に残るのは曲が持つ爆発的なエネルギーだった。

抑えきれない衝動を表すような疾走感あふれるサウンドはストレートなロックの良さを感じられるし、クサいけど熱い歌詞もストレートなロックにはよく映える。

私個人的にもサスフォーは、複雑な曲を涼しい顔して演奏するテクニックバケモノ集団なイメージが強かった。

しかし、こんな熱くてテンション高い顔も見せてくれるのかとより好きになった。より人間味あふれるバンドだなと思うようになった。

先日ドラムのデニスさんの脱退が発表されたが残念な気持ちもある反面、ここで立ち止まるようなバンドではないだろうとも思っている。

メンバー構成に変化があって、バンドも変化すると思うので、ますます2023年のサスフォーにも目が離せない。

33位:juice box(feat.aruma,案山子)/MAISONdes

去年から個人的にも打率が高いMAISONdes。たびたび良かった曲で紹介させてもらっている。

今回の「juice box」だが、もともとは案山子さんがボカロで作った原曲があり、それを歌い手のarumaさんが歌ったというコラボ。原曲は2020年に発表されているようである。

MAISONdesはコラボとなるコンポーザーや歌い手のキャスティングが絶妙。知る人ぞ知るところを見つけてきて、このMAISONdesをキッカケにブレイクすることもしばしば。

これも起用された楽曲と歌っているarumaさんの相性が抜群で、MAISONdesのキャスティング力の強さを感じる。

切ないイントロからこれからの世界観を示しているようで、切ない曲が好きな私は「どんな曲だろう?」とワクワクしていた。切ない情景を飲み物で喩える歌詞は華やかで面白い。

そんな楽曲の世界観をarumaさんの歌声がより色濃くしている。

当然だがボカロソフトで歌わせたものより感情的になっていて、本当に切ない感情に聞こえてくるほど痛切な歌声がたまらない。arumaさんの歌声だからこそ聴けたところは大いにある。

良い掛け算の答えを見た気がした。今までのMAISONdesでも1,2位を争うほどの楽曲だったなぁ。

32位:堕天/Creepy Nuts

普段ラップの類は個人的に得意でなく、なかなか手が伸びないのだが、Creepy Nutsは聴けるなぁと今さらながら気付けた2022年だった。

他のラップ、ヒップホップ系統と異なるのはさまざまな音色のトラックが聴けるのと、メロディのキャッチーさかなぁと個人的には感じている。

この「堕天」も管楽器やピアノの音が多く散りばめられていて、よくある重低音ガンガンなイメージとは一線を画す。

そして、サビがはっきりしていて分かりやすいのもポップスっぽくて聴きやすい。

そしてサビの歌詞「fallin’ falling」のくだりは頭にこびりつくほどキャッチー!そして堕天だからfall。なんて分かりやすい。1度聴いたら口ずさみたくなるくらいだ。

2022年は他にも良かった曲でCreepy Nutsの曲を選んだくらい彼らの良さにようやっと気付けたので、もっと聴いていきたいなと思う。そしてジャンルごともっと好きになれたら音楽をもっと楽しめるのかな。

31位:ツキカゲ/ポルカドットスティングレイ

細かい音のギターリフがいかにもポルカらしいと感じたのは「ツキカゲ」。

鍵盤でも成立しそうなフレーズをリードギターで弾き倒してしまうのがいかにもだよなと。それが良くてポルカ聴いてるんだけども。

敷き詰められた細かい音の粒子の中で、流麗に泳ぐように歌うサビのメロディも良くて、繊細なメロからの対比で爽快感がある。

あとは間奏やアウトロのギターも聞き所かなと。ギターの音色が好きな私なので、さまざまなギターフレーズが聴けるこの曲はかなり評価が高かった。

ギターを売りの1つにしているバンドの面目躍如といったところだろうか。

最後に

ということで、40位から31位だった。本当にギターに触れている曲が多くて、いかに自分がギター好きかが分かった(笑)

今後もギターについて書いてる曲があるかもしれないが、「また言ってんな」くらいで読んでください(笑)

では次の30位から21位の記事でお会いしましょう。