最初に
11月の良かった曲のまとめだが、今回は9曲選んだ。他の月と比べると少なかった。まぁそんな月もあるだろう。
それでは、紹介していく。
①ミチヲユケ/緑黄色社会
ドラマ「ファーストペンギン」の主題歌になっている緑黄色社会の新曲。
縁もゆかりもない世界で奮闘するシングルマザーが主人公のドラマにピッタリで、「困難をも楽しんで突き進もう」というメッセージがとても端的で潔い。
目まぐるしい曲展開がまるでジェットコースターのようで、一瞬たりとも飽きずに聴くことができるのも良かったポイント。
メロだ、サビだと、ブロックごとに曲は分けられるが、この曲はブロックごとに違う音やメロディが鳴っていて、それが「目まぐるしい」と表現させる所以になっている。
1番のAメロではスラップの効いたベースがたまらないし、2番のAメロはまったく違うメロディになっている。たくさんのメロディを聴けるのはお得で好きなんだよなぁ。
歌詞もドラマのタイアップに導かれた部分がもちろんあるだろうが、パワーを感じる歌詞は今のリョクシャカの勢いを表しているように思う。
また「どうか私を楽しんで」というフレーズも音を鳴らすのが楽しそうに見えるリョクシャカらしい歌詞だと感じた。
タイアップでありつつ、今のリョクシャカの状態も感じられる2度美味しい曲になっている。紅白の出場のしらせもあったが、この勢いなら納得だよな。
②脱・既成概念/BiSH
③会いたいボクラ/HIMEHINA
④灼熱にて純情(wii-wii- woo)/星街すいせい
歌声が好きで、去年から楽曲を追っていた星街すいせいさん。ロックな曲調も多いため、耳に留まるのにそう時間はかからなかった。
今回の楽曲はUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんが作詞作曲をしたもの。速いビートに言葉をギッチギチに詰め込む辺りが既に彼の作る曲らしさを感じさせる。
作詞作曲のクレジットを知らない状態で聴いていて、「いいな」と思うと田淵さん作詞作曲であることが今までも1度や2度ならずある。今回も知らずに聴いて良いと思ったので、心底彼の作る曲が好きなのかもしれない(笑)
作家の方ばかりに触れてしまったが、星街すいせいさんの歌もすごい。早口だし、リズムはとりにくそうだし、かなり面倒そうな節回しの歌なのだが、自分のものとして歌いこなしている。
しかも、ガナリ声や細かいファルセット、ラップ風な節回しなど歌い分けていて、いちシンガーとしての技量や表現としても舌を巻くほどである。
曲がいいのはもちろんのこと、歌声も素晴らしくてこれも11月によく聴いた曲だった。
⑤Party Monster Bop/a flood of circle
⑥ネオンライトに呼ばれて/ヒグチアイ
⑦バケモノの話/NEE
⑧超最悪/ジェニーハイ
展開の目まぐるしさは先のリョクシャカでも触れたが、ジェニーハイの「超最悪」も曲展開やアレンジの激しさがとても印象的。予測不能な曲展開にゾクゾクしてしまった。
シンプルで重厚なリフとその中を自由に動き回るピアノが絡み合う様子は見事なアンサンブルだが、バチバチにやり合う音のバトルのようにも聞こえる。音の応酬がたまらない。
特にピアノの主張がすげぇなと。ラストの不協和音のくだりなんかは激しさの中に垣間見える美しさや儚さが絶妙に表現されている気がして好きなポイントのひとつである。
3分弱で終わる短い曲だし、不思議な曲ゆえに、「今何が起こったんだろう?」と思い、その後から何回も聴くハメになった。何度聴いても不思議で魅力的な曲だ。
リリースの度に感じるが、今までの「番組企画のバンド」のソレとは明らかに熱量やクオリティが段違いだよな、ジェニーハイは。
⑨first death/TK from 凛として時雨
最後に
11月は個人的な琴線に触れる曲が少なかった月だった。そんな中で、歌手活動も活発なVtuberのHIMEHINAや星街すいせいさんの楽曲が印象に残った。
こちらがプレイリスト!
最近のVtuberの楽曲は作家陣も豪華で、そして歌っている方の声がいいのも言わずもがななので、そりゃ支持も得るよなと納得している。来年以降はより歌えるVtuberが幅を利かせてくるのかもしれない。
そして、残すは12月のみ。そして2022年をまとめたいと思う。それでは次の記事で。