最初に
2月の良かった曲は8曲だった。あれもこれもと選んだ先月よりは選ぶのに苦心してしまった。
好きなアーティストのリリースもあったが、なかなか好みの曲と出会うのが難しかった気がする。好きだからといって何でもOKとはいかないようで。
それでは紹介に移ろうと思う。
2023年2月良かった曲まとめ
①ライメイ/常闇トワ
②十二次元/女王蜂
③1P/ビレッジマンズストア
個人的にファンなのもあるが、定期的にツボに刺さる曲を提供してくれるビレッジマンズストア。
今回の「1P」はタイトルから察することができるが、テレビゲームが由来となっているようだ。
歌詞に「2コンマイク」や「CPU」などゲー厶を連想させるワードを入れたり、ギターソロがレトロゲームのBGMみたいだったりとちょっとしたところでもテレビゲームっぽさを感じさせる芸の細かさも良い。こういう遊び心好きだなぁ。
そのゲームらしいエフェクトが曲にデジタルな印象を与えていて、泥臭いギターロックのビレッジマンズストアのイメージに新たな引き出しを加えることになった気がする。
メンバーの入れ替わりが続いてなかなか大変な時期を過ごしたバンドだが、こうやって新しい彼らの作品に触れられるのは幸せだと感じる。もっといろんな人に聴いてもらいたいバンドの1つである。
④Bet On Me/JUJU
⑤Boom Boom Back/BE:FIRST
⑥Friday Night/tonun
⑦如何様師のバラード/a flood of circle
2月にアルバム『星降る夜に不滅の歌を』をリリースしたa flood of circle。この「如何様師のバラード」はアルバム発売後にMVが公開され、お笑いコンビの金属バットが出演していることでも話題の楽曲である。
MV公開が発表される前にアルバムを通して聴いた時に、この曲が個人的に1番ハマったのでMVになって嬉しかった。
「バラード」というタイトルは名ばかりの小粋なテンポ感がクセになる曲である。
歌詞に目を向けるとイカサマ師がモチーフなのもあり、お金やずるさをボーカルの佐々木さん流の言葉で紡いでいる。
ロックではお金をテーマにするのってタブーなのかと思っていたけど、フラッドは正統派なロックバンドの割にお金関係の歌詞を結構歌っている。あまり皆が触れないところにあえていくところにオリジナリティが生まれるのたが。
定期的に出てくる「<strong>お金ください」のフレーズにはインパクトを感じずにはいられない。
アルバムの中でも、しとやかさのある曲や切ない曲の合間に「如何様師のバラード」があるので、このくだけたテンションがいい緩衝材になっていて大切な役割を果たしている。
MVもバカバカしくていい。金属バットも好きなので個人的には2度美味しい映像である。
曲自体もいいが、アルバムにも良い曲が多いので聞いてもらいたい。
⑧Light and Darkness/BABYMETAL
最後に
曲数でもはかれる通り、2月は物足りない月だったと改めて振り返る。
ただ良いと思える尺度も気分や体調によっても変わる気がしていて、2月は音楽界にとっても重たい話題が多く、個人的な気持ちがあまり優れなかった故の結果だったのかもしれない。
3月はより多くの良かった曲に出会えたらいいなと思う。それではまた次回の記事で!