最初に
期せずして1月の良かったと思う曲が多かったため、結局1月は2部構成になってしまった。紹介したい曲が多すぎる(笑)
という事で、今回は後半戦として残りの良かった曲を紹介していこうと思う。
⑪syrup/NOMELON NOLEMON
こちらも前回のぷにぷに電機ではないが、「見つけた」感覚があった、NOMELON NOLEMON。今まで存じ上げず、初めて音源を聴いてすっかり気に入ってしまった。
アルバム「POP」が1月に出たのだが、その先行という形で「syrup」は配信された。
「POP」なんて重いタイトルを付けて大丈夫なのだろうかと思っていたが、この曲を聴いて考えを改めた。POPをしっかり抽出したような曲で、これをPOPと言わずして何と言おうか。素直に土下座したいくらいである(笑)
特に開放感があるサビが特にお気に入り。
というかサビがサビと分かりやすい曲ってやっぱり良いよなと思う。そういった曲が全盛だった時期に育ったのもあるからだろうけど。
この曲がいい導線になって、アルバムも聴いてしまっていた。アルバムも良かったので別に記事を書きたいくらいだ。
また良い感じのアーティストを見つけられた。これは追うしかないな。
⑫SWITCH/Da-iCE
⑬「知りたくなかった、失うのなら」(feat.純猥談)/あたらよ
⑭ハレノバテイクオーバー/夏川椎菜
⑮うつろぶね/日食なつこ
去年の11月に「悪魔狩り」を気に入ってから、個人的に前のめりで聴いている日食なつこさん。
この曲も寓話っぽく歌にする感じは「悪魔狩り」に通ずるものがあって、そこがまず気に入った。
寓話っぽい曲ってあまり多くないので、そこにオリジナリティを自然と感じてしまう。
「うつろぶね」も日本で古来から伝わる「虚舟」という民話を題材にした楽曲だと思われる。得体の知れない何者が乗るための舟を指す事が多く、UFOの海バージョンと個人的には認識している。
そんな話をモチーフにしながら、空虚な心とそれに抗いたいと思う心の葛藤を歌にしている。舟を「心」の比喩に用いている辺りに文学を感じる。個人的に好きなポイントである。
また、ストリングスを使った仰々しい始まり方もこの曲の持つ重厚さをより感じられて良い。
歌として聴けるのはもちろん、いち読み物としても読み応えがあっていいよな。
日食なつこさんのストーリーテラーのような楽曲にハズレはないと確信した1曲だった。
⑯夕暮れ/きゃない
⑰GOLD/FLOW
⑱dude/ポルカドットスティングレイ
⑲キンギョバチ/カノエラナ
もう以前から、聴き続けているカノエラナさん。去年の良かった曲でも「アリスは夢を見ることが出来ない」を選んでいた。
今回はバンドサウンドのテイストが色濃く出ているアレンジだ。「アリス〜」のピアノ主体の美しいアレンジとはまた違って、荒々しさが印象に残る。この曲のエレキギターがカッコ良くて好きなのよねぇ。
この曲も鍵盤は聞こえるものの、エレキの荒々しさがあるからか、余計にピアノの持つ物悲しさが増長されている気がする。相乗効果でエレキとピアノのそれぞれの良さが増している。
そして今回の楽曲の歌詞は、WOWOWで放送されているアニメ「永遠の831」のタイアップというのもあって、ストーリーに沿ったものになっている。
物語に関係する言葉が随所に出てくるし、そこからメッセージ性も表現する。しっかりタイアップへの仕事もしながら、自分の特色もバッチリ。職人だなぁ。
どの項目から見ても抜かりない曲だが、アレンジが特に優勝かな。カノエラナさんは作詞作曲だけではなく、アレンジもしているとの事で、曲だけでなくて本人のプロデュース力も抜かりないな!
カノエラナさん、もっと名前が大きくなっても不思議ではないアーティストだと思う。是非チェックしてみてもらいたい。
⑳外道讃歌/FantasticYouth
最後に
という事で、結局2つになってしまった1月に聴いた良かった曲だった。20曲も選べば、そりゃバラエティ豊かになるもんで、様々なアーティストを選んだし、知る事になった。
紹介したぷにぷに電機さん、NOMELON NOLEMONもそうだが、FantasticYouthもしっかり聴いたのは初めてだったが、良かった。
こういうアーティストは気になり始めて後のリリースも追ってしまうので、今後の楽しみが増えたようなもの。そこから聴き続けるかはまた別問題ではあるけども。
プレイリストも10曲を2つ分に分けて作った!良かったら記事と合わせて是非聴いてもらえたら嬉しい!
こんな感じで、2月はどれくらい選ぶ事になるのだろうか。しばらくは感想は少しにしといて(書き始めると長くなってしまうので)、余程書きたいのだけ厳選して書こうと思う。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。Twitterフォローも相変わらずよろしくお願いします。→@numacchinooto