最初に
2023年も半分が終わったと考えると早いものだ。そんな6月は7曲のお気に入りがあった。
発表が6月の曲から選んだのはもちろんのこと、後の評価として6月以前に発表していた曲も選んでいる。良さに気づいたのが6月だったということでご勘弁を(笑)
それではどうぞ!
2023年6月良かった曲
①Oh!wow/メガテラ・ゼロ
②Particle Dreams/フジファブリック
③Break Together/感覚ピエロ
④スマイルあげない/ano
曲のタイトル、ジャケットと曲を聴く前から某ハンバーガーチェーン店が1枚噛んでいるんだろうと予想が付いたあのちゃんの新曲。
いざ聴き始めるとポップではあるけど、一筋縄ではいかない不思議な感覚になる曲調。クレジットを見ると、ケンモチヒデフミさんとあのちゃんの共作とのこと。
安心安定のメイドインケンモチ!世の中にある耳に残る曲は大体ケンモチさんが作っていると考えて差し支えない。
しかし、あのちゃんも作詞作曲に関わっているのは知らなかった。
冒頭の歌詞はあのちゃんの実体験に基づくものらしい。学校に行けずお昼でひとり、バラエティを観ながらポテトを食べていたという話。
実際にあったことを盛り込むことで説得力が増すのは音楽に限らずあることだが、冒頭でいきなりあのちゃんだからこそ表現できる曲になってしまうのがすごい。
歌詞といえば、ところどころ言葉遊びになっているのもオリジナリティがあって楽しい!
スマイルは「あげない」けど世界は「揚げる」と対比していたり、その揚がった世界に塩を振る(塩対応=笑顔でいなくてもいい)と表現していたりとなかなか奥深い。
企業色も濃い楽曲ではあるものの、この曲で心が救われる人もいるんだろう。さまざまな人間をまとめて認めてくれるような言葉選びにそう思わされる。いろんな方々に広まってほしいとすら思うな。
前作の「ちゅ、多様性」も話題になったが、これもかなり話題になるのは間違いないだろうな。なんならこの曲の方が「多様性」っぽいな。
⑤月を見ていた/米津玄師
今話題のゲームタイトル「FINAL FANTASYⅩⅥ」のテーマソングになっている米津玄師さんの新曲。最近ゲーム系のタイアップも多い米津さん。
今回はアレンジもシンプルゆえに歌、メロディ、歌詞といった音楽の基本的な部分がよく聞き取れる。
もうメロディが抜群に泣けて仕方ない。
ハミングで歌っても、どんなメロディ楽器で演奏してもおそらく感動してしまうだろう。そのくらいまずメロディに対しての満足度が高かった。
ここまで素晴らしいメロディにはどんな言葉を乗せても良いものになるだろうけど、歌詞にも抜かりがない。
「月を見る」という言葉で、誰かを想う様子やその「誰か」は現存しないかもしれないと想像することができる。
実際にゲームをプレイしていないのでどれだけ世界観に忠実なのかは分からないが、FFのタイアップだというのを差し引いても、誰もが経験する物悲しさを歌っているようにも感じた。
曲キッカケでゲームもプレイしてみたいなとも思ったけど、そもそもプレイできるハードを持ってないし、RPG苦手だった(笑)
プレイした後のこの曲の感想もあれば聞いてみたい!
⑥Eve,Psyche&the Bluebeard’s wife
(이브, 프시케 그리고 푸른 수염의 아내)/LE SSERAFIM
⑦夏恋注意報/SHISHAMO
最後に
と6月の良かった曲を振り返っていった。
あのちゃんといい、米津さんといい大きなタイアップのついた曲が印象的だったが、どちらの曲もタイアップ側に寄り添うのは大前提として、そのタイアップに触れない人にも届くように作られているのにプロの仕事を感じた。
共感の受け皿の広さとも言うべきか、そんな要素も人気曲には必要不可欠なのを改めて思い知った6月だった!
それではまた次回の記事で。