音楽

2023年9月良かった曲まとめ

最初に

9月の良かった曲は20曲選んだ。ここ最近ではかなり多く選んだ気がする。

自分の好みのギターがうるさい曲や切ない系の曲はもちろん、普段は狙って聞かないようなジャンルからも選んだ。不意な出会いはやはり楽しい。

それではどうぞ。

①さよuなら/Cody・Lee(李)


②唱/Ado

③I/クリープハイプ

④more than words/羊文学

⑤マジックアワー/緑黄色社会

ドラマ『真夏のシンデレラ』の挿入歌として既にお馴染みとなっているこの曲。

主題歌の「サマータイムシンデレラ」のとびきり明るい曲調とはまた違い、夏の終わりや儚さを思わせる情緒溢れるメロディが印象的だった。

曲調のベクトルは異なるものの、どちらもポップスの王道といえる。

切ない系の曲が大好きなので、ツボをより刺激したのはこっちだったなぁ。

やはりメロディにも狙った仕掛けがあったようで、「ヨナ抜き音階」を使っているとのこと。ファとシを使わずにメロディを構成するアレだ。

童謡や歌謡曲にもよく使われる音階で耳馴染みがよく、覚えやすいのが特徴なので、王道中の王道の作曲法と言われているみたい。

確かに1度聴いただけで口ずさめそうなくらい覚えやすいし、自然と心に届く美しいメロディだった。日本人のDNAレベルで刷り込まれてるんだろうな(笑)

相手(あなた)を花火自分(あたし)を水面に喩えた歌詞も文学的で良かった。

・水面に花火が映るように、あたしの目にあなたを写したい。

・どんな位置で花火が上がっても水面は逃さずに映すように、あなたの一挙手一投足を見逃さずにいたい。

・夜の水面は暗いが、花火が映れば水面も明るくなる。それと同じようにあなたはあたしの光である。

この比喩だけでどれだけの意味を持たせるのか!シンプルに詩としても素敵なフレーズばかりだった。

キャッチーで美しいメロディかつ、素敵な言葉。良い曲になるのは当然だな。そりゃそう。

かなり気に入っている。ポストもしたけど緑黄色社会で1番好きな曲になったなぁ。

いつも良い曲なのだが、今年のリョクシャカは特に好みの曲が量産で驚く。今年の年間ランキングを賑わせる存在になりそう。

⑥Sleep talk Metropolis/Mili

⑦夏暁/WANIMA

⑧ゴールド・ディガーズ/a flood of circle

⑨日常/Official髭男dism

ヒゲダンの新曲は、タイトル通り日常で感じる悩みや葛藤、そして変わらないものを分かりやすい言葉と温かいメロディで表現した曲となっている。

いつもは凝ったアレンジが印象に残るヒゲダンだが、今回はそこまで複雑ではなく、比較的シンプルな曲展開だと感じた。

そこがかえって安心するし、温かさを感じられる理由の1つなのかもしれない。あえてそうしているのかな?

また、アレンジでいうとラストがフェードアウトになっているのが日常の繰り返しを表しているように感じて、それもいいなと。

キーは変わっているが、フレーズ自体はイントロもアウトロも変わらないため尚更そう感じる。

あとは歌詞も誰もが抱えうる心のつらさを見事に言語化している。

思っていてもここまで分かりやすい言葉にまとめられる気がしない。

その分かりやすさ故に、老若男女どんな人が聴いても(読んでも)、共感するのではないだろうか。

この曲は、これからさまざまな人にとって、心が荒んでしまった時や一息つきたい時のマストアイテムになっていくだろうな。

⑩てん対称移動/ドミコ

⑪硝子窓/King Gnu

⑫Division/神はサイコロを振らない

⑬Mainstream/BE:FIRST

⑭ケモノミチ/Mr.Children

⑮面影/Novelbright

⑯誰でもない街/ヒグチアイ

ラッパの音が賑やかなスウィングジャズっぽい曲も相変わらず自分の趣味嗜好なんだと再確認させれたのはヒグチアイの新曲。

映画『女子大小路の名探偵』の主題歌と挿入歌として、「この退屈な日々を」との両A面扱いだが、個人的には挿入歌の「誰でもない街」の方が好みだった。

リョクシャカにしかり、2トラック目の方が好みのは偶然だろうか。しかもどちらも映像作品(ドラマ、映画)のタイアップというのも面白い偶然だ。

映画の主役がホステスということで、酒席を連想させるアレンジは華やか!

派手だし、のれるリズムがそもそも自分好みだったのだが、そこに少し品のない言葉が乗るのが特にいい。

1番の最後の歌詞が「酒をくれよ 失せろ」だもんな(笑)オシャレなサウンドで最後に聞きとりやすいほどはっきりとした野蛮なフレーズがくるのがたまらないね!

曲が気に入ると、同時にタイアップ先の作品が気になりだすのはあるあるで、この曲もきっかけで映画も観たくなってきたな…。

と思ったら最寄りの映画館は上演しないみたい。なんなら岩手じゃやらないみたい。残念。

⑰フィルムカメラ/文藝天国

⑱B級/ちゃんみな

これは4月に発売されたアルバム曲だしなので、ここに入れるか迷ったけど、9月にMVが公開されたのであえて9月の良かった曲として紹介したい。

確か初めて聴いたのはCDTVかなにかだったかな。ものすごく覚えやすいサビがしばらく頭から離れなかったのを覚えている。

流し見だったけど、あまりにキャッチーだったのでテレビ画面観て、ちゃんみななんだと確認したなぁ。

今まで彼女の楽曲に触れてこなかったが、触れてこなかったが故に曲の印象だけで判断できたのかもしれない。

そして当時もつぶやいていたが、中毒性の高さたるや。

キャッチーなサビもそうだし、リズミカルで聞き心地の良いフロウが起因しているのだろう。

特に、メロの歌詞は日本語と英語の境目が自然で、引っ掛かりがなく気持ちがいいまま聴き進められる。

なめらかなフロウにするため、本来のイントネーションとは違う言葉もあるのに、それでもちゃんと聞き取れるのもすごいと感じる。歌詞は聞き取れるに越したことはない。

あとはMVも好きだなぁ。色味の美しさや華やかなダンスシーンなどビジュアルで魅せつつ、高いヒールで競走する陸上競技場のシーンはコミカルだし、歌詞とリンクするようなオチもキレイに決まってるしと、いち映像としてもおもしろい。

先月の良かった曲でも「命日」選んだけど、確実にちゃんみなにハマってきてるなと実感。

あまりこの界隈の曲が得意ではなくて、聴かなかったが、ここまで分かりやすく表現してくれるとライトな感じで聴けていいな。

⑲勇者/YOASOBI

⑳僕は頑張るよっ(feat.ano)/神聖かまってちゃん

最後に

9月の良かった曲を紹介した。

選んだ曲が20曲に到達したのは今年初だったみたいで、9月が当たり月だったのがわかる。

しかし、本当にジャンルもアーティストの系統もバラエティに富んでいる20曲だ。これだけでプレイリスト作っても退屈しなそう。

ここから、来る年間ランキングにも顔を出しそうな曲はちらほらありそうだ。ランキングの作成もそろそろ始めないとな。

それでは次回の記事で。