音楽

ヌマッチノオト的2023年間ランキングTOP50(ベスト10)

最初に

いよいよラストのTOP10!

ここまでくるとほとんど差はなく、順位を決めるのも過去1悩んだかもしれない。特に上4曲の並びは最後まで難儀した。こんなに1位を決めるのが難しくなるとは!

それでは発表です。

ヌマッチノオト的2023年間ランキングTOP50(ベスト10)

10位:あんしん/YONA YONA WEEKENDERS

個人的に大好きなバンドYONA YONA WEEKENDERSがなんとも心が落ち着き、温まる楽曲を発表してくれた。

彼らの売りであるチルサウンドは相変わらずで、そんな曲調に包み込むような優しい歌詞が合わないわけがない。

繰り返し歌われる「君がいればあんしん」というワードを聞きながら、近くにいる大切な人を思い浮かべる。

病んだりしても、「この人がいるから頑張ろう」と思える人がいるのはありがたいことなのだということを気づかせてくれる曲。

11月に選んだばかりの曲だが、トップ10に食い込んできた。ちょうど気が沈んでいた時に出会った曲なので、救われたという個人的な思い出補正もあったかもしれない。

9位:ときめきpart1/スピッツ

スピッツが2023年にリリースしたアルバム「ひみつスタジオ」。映画のタイアップもあってリードトラックのひとつになっていた。

音楽ではずっと昔から散々こすられてきたテーマ「ときめき」を真正面から取り上げつつ、要所にスピッツらしい言葉選びが成されているのがとても印象深い。

「ときめきとは何か?」を独特な表現で言葉にしている。

「かすれた声でstand by me歌ってる」

なんて、誰も思いつかないのでは?

「stand by me」ってあの超有名な洋楽のやつの認識でいいのかな?

それをかすれるほどの小さい声で、誰かを想いながら「そばにいて」と歌っている…。実に甘酸っぱい!これは紛うことなく「ときめき」ですわな(笑)

独特さを感じられて初めて聴いてからずっと頭に残っている歌詞の一節である。

誰かを想って心がワクワクしたり、不安になったり、それが素晴らしいことだと改めて教えてくれるような温かい曲だった。

8位:花になって/緑黄色社会

リョクシャカの10月発表のかなり激しいロックチューン。ゴリゴリのバンドサウンドが楽しめるナンバーだった。

曲の速さといい、忙しない曲展開などこの曲もまたリョクシャカのイメージを覆すものとなったが、ちょっとダークさや毒っ気を含むロックという面もまた新鮮だったよね。

曲調的には尖っているが、コーラスで掛け合いがあったり、MVがコミカルだったり、聴きやすくするためのマイルドにしている要素もあって聴いていくうちに奥深さを感じた。

ハードさの中にも聴きやすさというリスナーへの配慮も忘れない。

そのバランスが絶妙な曲だった。2023年はリョクシャカに驚かされっぱなしの1年だったな。

7位:蜘蛛ノ糸/Penthouse

2022年も「恋標」が年間ランキングに入ったPenthouse。

2023年はアルバム『Balcony』がリリースされたが、その中でも頭抜けてこの「蜘蛛ノ糸」が素晴らしかった。

「オシャレなサウンド」と形容できるのはいつものPenthouseなのだが、よりダークなイメージなのは今までの印象とは違っていた。

妖しくてセクシーな大人を感じるかっこよさが嗜好に刺さりまくって出た当初は特にアホほど繰り返し聴いてたもんね。

妖艶な曲だからもっと渋く歌うパターンも解釈としてあるだろうが、いつもの浪岡さんのしゃがれ声がまたマッチして余計セクシーにブーストをかける。

あまりのセクシーに気絶する人もいたんじゃないだろうか。

ランキングを決めるために改めて聴き返してみたが、やっぱり良くてまた何回も聴いてしまっていた。

何度聴いても、1度期間を空けて聴いても飽きない。

実際によく聴いた…そういった意味でも高順位にさせてもらった。

6位:ブルー・サマータイム・ブルーズ/ズーカラデル

個人的な好きな曲が多かった2023年の夏だが、その中でも屈指の名曲だと太鼓判を押したいのがこの曲。

夏の始まりを思わせる爽やかなイントロで幕を開けたと思っていたら、夏の終わりの切なさや儚さを結局は歌っている。

タイトル通りのブルーズ(哀歌)ではあるが、曲調が明るいが故に、なおさら哀愁を帯びてくる。

それが余計に個人的嗜好のツボに刺さりまくっていた。曲と歌詞の振り幅が大きいと感動も大きいのは何故だろう。

3年前から個人的年間ランキングを始めたが、ズーカラデルは毎年ランキングに絡んできている印象。

気張らない感じでサラッと良い曲ぶち込んてくるんだよな、いつも。

こうなってくると、なおさら2024年もズーカラデルに期待せずにはいられない!

5位:White Rabbit/緑黄色社会

近年ののリョクシャカは当たり前のように素晴らしい曲を連発していたが、2023年も留まることを知らなかった。

というか特にすごかった。だってこれで年間ランキング4曲目だよ、リョクシャカ。

6月に発売したアルバム「pink blue」が何度も言いたくなるほど良かったのだが、先駆けて3月に発表された「White Rabbit」もファンタジー溢れる作風でお気に入りの楽曲になった。

ワルツを思わせる3拍子がとても特徴的。

再生ボタンを押してものの15秒足らずで、一気におとぎ話の世界に連れて行ってくれる。

まるで絵本を読んでいるような感覚で、聴いていると脳内に絵が浮かぶ。想像をかき立てる歌詞とアレンジが好きだった。

もともとショートフィルムのための書き下ろし曲なので、アニメと合っているのは当然なのだが、曲だけ聴いてもまた違うストーリーが浮かんできそう。

3月に選んだ曲なのもあって、2023年のリョクシャカのさらなる躍進を予感させる曲となった。

4位:アイドル/YOASOBI


 
2023年を代表する曲として誰もが一番に思いつくであろう「アイドル」。

天邪鬼で逆張りをするのもナンセンスなくらい、圧倒的な存在感と完成度を見せつけた。初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。すぐに年間ランキング行きを確信していた。

ラップのような歌い出し、キャッチーなサビ、闇落ちする2番Aメロなど…目まぐるしく変わる曲展開はいつ聴いても飽きがこなかった。

すべてのパートが印象的なので、「ここが弱いな」という箇所がないのもすごさを感じたところ。

あとはアイドルに対しての狂信や盲信をイメージさせるオペラのようなパートも強烈で良かった。

と、こう文字に起こすと雑多なのに、曲として流れで聴くとまとまってるんだもんな。

J-POP史というデカい括りにしても革新的な曲になったんじゃないかと思う。

何回も聴いたし、サブスクで勝手に流れても結局聴いてしまっていたし、この順位にするわな。めちゃくちゃかっこよかったもん。紅白での生歌唱楽しみ。

3位:アイワナムチュー(feat.asmi,すりぃ)/MAISONdes

これも年間通じてずっと聴いていたことを考えるとこの順位も妥当かなと。リアルの音楽界でももっとハネて良かったのではないかと個人的には思っている。

すりぃさんお得意のギターロックにasmiさんの可愛らしい声がマッチしていて、食い合わせはバッチリ。

タイアップ先のアニメ「うる星やつら」にも合っていた。

「エナドリ」、「メンション」など今どきの言葉を交えて、現代用にアップグレードしつつ、ラムちゃんのもともとの性格である一途さや風変わりなところも歌詞のモチーフに取り入れられている。

アニメも「令和版」と謳っていたが、曲も見事に令和していたと感じた。「令和解釈版 ラムのラブソング」みたいでね。

狂信的で盲目だけど、これだけ想えたら、想われたら素敵だろうなというラブソングの極致を見た気がした。

asmiさんは2023年も数々の話題曲を歌ってきた。特にアニメ業界は「asmiさんに頼りすぎでは?」と思うほどだった(笑)

とはいえ、若者を中心に歌声を聴くだけでasmiさんだとわかるほどの知名度も備わってきたので、さらに話題曲に携わることが増えるんだろうなと思う。

2位:美しい鰭/スピッツ

『名探偵コナン』とスピッツという意外な組み合わせに最初は驚いたが、今となっては相乗効果で映画もいつも以上大ヒットしたし、スピッツにとっても新たな代表曲が生まれた感すらある。

イントロのアルペジオはギターの三輪さんの得意とするところで、キレイなひと粒ずつの音はさながら波や水の泡のように聴こえた。もうこのイントロで素晴らしいのが確約されていた。

その後の切なさと美しさを帯びた草野さんの歌声もたまらなかったし、変拍子を絡ませたAメロ、華やかなホーンなど枚挙にいとまがないほど聞き所満載!

時間にして3分半。あっという間に終わるが、その時間で得られる以上の満足感がこの曲にはあった。

短い時間で端的に自分達の強みを凝縮して提供する。もはや職人技の域。

この曲で更に若年層にもスピッツが浸透していったわけだが、30年以上活動して、CDのミリオンセラーと配信ストリーミング2億再生どっちも記録しているバンドというのだからすえ恐ろしい。

いやぁ。ずーっと売れるてるな、スピッツ。

1位:マジックアワー/緑黄色社会

映えある1位は緑黄色社会!

世間は「サマータイムシンデレラ」が2023年のリョクシャカのイメージなのだろうが、そのB面である「マジックアワー」も違ったベクトルでのJPOPの王道を行っていた

夏の終わりの切なくて美しい様子を見事に切り取った名曲だった。ヨナ抜き音階で、日本的な侘び寂びを感じさせるのが見事だったなぁ。数多のJPOPの名曲たちも使った手法。やはり深く根づいた感性には抗えませんな。

あなた=花火、あたし=水面

にたとえたドラマティックな歌詞もお気に入りで、今聞いても感動してしまうもの。

花火と水面の関係をさまざまな観点から捉えて、たとえていくボキャブラリーは圧巻だった。ラブソングの詩としてシンプルに素晴らしかったな。音楽なしのひとつの言葉で紡いだ作品としても好きになってただろう。

A面のサマータイムシンデレラが売れに売れたのと、季節感がありすぎる楽曲ゆえに、テレビなどのメディアで歌われることはほとんどなかったのが悔やまれる。もっといろんな人に知ってもらいたい曲なんだけどね。

今年は緑黄色社会の好きな曲がめちゃくちゃ増えた年だったが、リョクシャカの曲で1番好きな曲になった、マジックアワーが。

今回のTOP50に5曲も送り込んだリョクシャカ。さらには1位も獲得と、自分の中でリョクシャカの価値がかなり上がった1年になった。

来年はどこまで行っちゃうんだろうな。ドームとかやるのも時間の問題な気がする。

最後に

ということで、TOP10の発表でした。1位は緑黄色社会の「マジックアワー」だったが、これを1位はおろかランキングに入れた人はいるのかな(笑)でも本当によく聴いた曲だった。

そして先にも言ったが、1位から4位までの並びにかなり時間を費やした。この4曲なら何が1位になってもおかしくなかったくらい。2023年の四天王ですね。

そんなこんなで年間ランキングの発表も終わり、これが2023年最後の記事です。

今年もご愛顧ありがとうございました。来年はもっと記事書きたい…これ毎年言ってる気がするけど(笑)コラムをもっと好き勝手書くぞ!それでも読んでもらえたらありがたいです。

来年もよろしくお願いします。それではみなさん良いお年を。